60歳を過ぎ、体中至る所にガタがきて、年齢を実感する事が増えました。
中でも、最も大きな悩みだったのが歯の問題です。
若い頃、3人の子供を産んで育て、毎日必死で過ごしてきましたので、自分の事は2の次3の次で後回しにしてきたツケが出たのでしょうか、50代になった頃には歯がガタガタでした。
歯周病もあり、奥の歯が2本抜けてしまいました。
その時かかった歯科医院で、インプラント治療の事を知り、是非とも試してみたいと思ったのです。
ですが、いざ調べてみると、私の顎の骨が歯周病の影響で溶けており、インプラントを埋没させるための穴をあけられるだけの強度がないと言われました。
リスクの高い治療をするくらいなら、取りあえずブリッジでさし歯をつけましょうとの事でした。
ですが、インプラント治療に対する想いを諦められなかった私は、その後インプラントを専門に行っている歯科医のもとを訪れ、セカンドオピニオンを受けました。
すると、そこでなら人工の骨補填剤を用いた技術で、私の様な症例でもインプラント治療が可能であると言っていただけました。
ただし、その方法はインプラント埋没後、足りない骨の成長を待つことになるそうで、通常のインプラント治療よりもさらに期間と費用が必要になるとの事でした。
それでも、主人も勧めてくれたので、受けてみることにしたのです。
治療自体は、2度の外科手術や事前検査、術後の定期健診などそれなりに負担もありました。
保険もきかなかったので、治療費も随分かかってしまいました。
それでも、治療が完了した時の喜びもひとしおでした。
インプラント治療で手に入れ歯は、自分の歯と全く同じ感覚で使う事が出来ました。
最初のうちは何だか怖くて、思い切りその歯でモノを噛む事が出来ずにいましたが、慣れてくると硬いものも思い切り噛み砕くだけの強度もあり、安心でした。
自分の歯で噛み、食べる事が出来る喜びというものを、改めて実感しております。